『トトロと仲良しの森のひみつの日』 明るくて静かな森に、2人の姉妹、さつきちゃんとめいちゃんが住んでいました。二人は元気で仲良しな姉妹で、毎日が冒険のようでした。ある日、二人はお母さんの病気が良くなるようにお祈りしながら、森の中を歩いていると、大きな木の下に不思議な生き物を見つけました。それは、ふわふわとした体を持つ、トトロという名前の森の守り神でした。 ある日、さつきちゃんとめいちゃんはトトロと一緒に大きな木の下で遊びました。その日、トトロは二人に“ひみつの日”を提案しました。トトロは、ただ一つの「小さな親切」をみんなにこっそりと渡して、誰も気づかないようにする遊びです。 「さつきちゃん、めいちゃん、今日はひみつの日だよ」とトトロが言いました。 さつきちゃんとめいちゃんはワクワクしながら、トトロの言う通りに、みんなに優しさを隠れて渡すことに決めました。 さつきちゃんは、お母さんのためにお花を摘んで持っていきました。めいちゃんは、トトロが大好きな木の実をこっそりとトトロに渡しました。トトロは、二人がやさしい気持ちで行動する姿を見て、心が温かくなりました。 日が沈み、二人はトトロと一緒に大きな木の下で夕日を見ながら話しました。「みんな、ひみつの日に何をしたか覚えてる?」とトトロが微笑んで言いました。 「うん、でもひみつの日の本当の楽しさは、だれかを思って優しくする気持ちなんだね」とさつきちゃんが答えました。 その日以来、さつきちゃんとめいちゃんは決めました。毎日が、ひみつの日のように、みんなで優しさを分かち合おう、と。